天の岩屋・後編

 天照大神の岩戸隠れによって天地は闇となり、災いに困った八百万の神々は対応を相談しました。 そして一計が案じられ、神々は天の岩屋の前に集まりました。  そこで、天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が胸も露わに踊り出すと、八百万の神々は大声で笑い始めました。 これを聞いた天照大神は岩屋の戸を少し開けて、「私が岩屋に籠って闇になっているのに、なぜ天宇受賣命は楽しそうに舞い、神々は笑っ…

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天の岩屋・中編

 天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、高天原と葦原中国は暗闇に覆われ、悪しき神々の声が満ち溢れ、多くの災いが起こりました。  イエス・キリストが十字架上で亡くなった時、パレスチナ地方は昼の12時頃でしたが、太陽は光を失い、地上は3時間暗くなったと記録されています。(ルカによる福音書23章44節)  同じ頃、中央アメリカは夕方または夜の時刻でしたが、ユカタン半島に小惑星が落下…

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天の岩屋・前編

 須佐之男命は天照大神との誓約にて、潔白を宣言しましたが、実際はそうではありませんでした。 高天原に居座って、田の畔を壊したり、神殿に糞を撒き散らすなどの乱暴を行ったのです。 それでも天照大神は、須佐之男命を咎めず、「弟に悪気は無い」とかばい続けました。  しかし、天照大神が機織り小屋にいた時、須佐之男命は小屋の屋根に穴を開け、斑馬を逆剥ぎにした皮を投げ込みました。 そして天…

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天の安河

 伊邪那岐命から支配権を受けた三貴子は、それぞれの国を治めていましたが、須佐之男命だけは何もせずに泣き喚いてばかりいました。 その為に、山は枯れ、海は干上がり、地上に災いが満ちてしまいました。 そこで、伊邪那岐命が須佐之男命に訳を聞くと、「母のいる根の堅洲国に行きたい」と言うので、怒った伊邪那岐命は、葦原中国からの追放を言い渡しました。  須佐之男命は根の堅洲国へ行く前に、姉の…

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三貴子

 黄泉の国から葦原中国に戻った伊邪那岐命は、日向(宮崎県)の阿波岐原に向かいました。 そこで、黄泉の国の穢れから身を清める為に、禊を行いました。 すると、脱ぎ捨てた衣類や装飾品などから十二柱の神が現れ、また汚れた垢や水中での清めによって、多くの神々が生まれました。 そして、最後に伊邪那岐命が顔を洗うと、左目から天照大神、右目から月読命(ツクヨミノミコト)、鼻から建速須佐之男命(タケ…

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神話解読の鍵

 神は人に対して、唯一の神のみを信仰し、礼拝するように命じておられます。(出エジプト記20章3節) そして同時に、天には御父と御子と聖霊の三柱の神々がいて、一つの神会を構成する事も明らかにされています。(教義と聖約20章28節)  これは、全人類の救い主イエス・キリストを信じる信仰から始まって、神会の御三方への信仰に導かれる事を意味します。  よって、聖典の中で最も記述が多いのは、…

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黄泉津比良坂・後半

 伊邪那岐命が黄泉津比良坂を下った時、黄泉の国の御殿の前で伊邪那美命と再会しました。 夫の熱意に打たれた伊邪那美命は、葦原中国(地上)に戻ってもいいか黄泉の神と相談するので、その際、自分の姿を見ないで欲しいと言って、立ち去りました。  やがて、待ちきれなくなった伊邪那岐命は、明かりを灯して、暗い御殿の中へ入って行きました。 そこで目にしたのは、体中が腐って蛆虫が湧いた、恐ろしい…

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黄泉比良坂・前半

 国生みを終えた伊邪那岐命と伊邪那美命は、続けて神生みを行いました。 古事記によると、二人は住居や自然、生産などに関する多くの神々を生みましたが、最後に火之加具土神(ヒノガグツチノカミ)を生んだ時、伊邪那美命が大火傷を負って、死んでしまいました。  伊邪那岐命は妻の亡骸を比婆山に葬りましたが、悲しみのあまりに、伊邪那美命を死の世界から連れ戻そうとしました。 そして、この世とあの…

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国生み神話・後半

 日本神話にはイエス・キリストの預言が含まれています。 預言の内容は過去から現在、そして未来という時間の流れに束縛されず、複数の出来事や原則を一つの象徴で表現する事があります。 これを両義預言と言います。  伊邪那岐命と伊邪那美命が国生みを命じられ、高天原から降りて来た時に泥の海に覆われていた地上は、地球全土が水に沈んだノアの大洪水の象徴でもあります。 そして淤能碁呂島から海…

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国生み神話・前半

 神世七代で最後に生まれた伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)は、別天津神たちに漂っている大地を固めるように命じられ、天の沼矛を授かりました。 そして、高天原と地上の間にある天の浮橋に立って、天の沼矛で泥の海をかき混ぜると、矛先から滴り落ちた塩が淤能碁呂島(オノゴロジマ)となりました。  淤能碁呂島に降り立った伊邪那岐命と伊邪那美命は、天の御柱と八尋殿を…

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