宇宙に存在する全物質の99.9999999999・・・%はプラズマです。
プラズマとは固体、液体、気体以外の第4の形態で、原子核と電子がバラバラになり、電離したガス状態の物質です。
ゆえに電気伝導性が高く、プラズマで満ちた宇宙空間には大量の電気が縦横無尽に流れています。
これをビルゲランド電流と呼びます。
電流は磁場を生じ、電磁場はプラズマを生み出します。
よって、ビルゲランド電流の周囲には新たなプラズマ流が発生し、互いに絡み合う構造になります。
これをプラズマ・フィラメントと呼びます。
複数のプラズマ・フィラメントが接近すると、その周囲に発生する磁場によって引き合い、絡み付き、しめ縄のように大きなプラズマ・フィラメントになります。
これを繰り返して直径100億光年の巨大プラズマ・フィラメントになると、重力も巨大になる為、収縮を始めます。
すると、収縮運動がまたしても新たなビルゲランド電流を生成し、新たなプラズマ・フィラメントも形成されます。
重力エネルギーが電磁気エネルギーに変換される形でプラズマ・フィラメントは発展し続け、ついに銀河の渦巻き構造を生じさせるのです。
ロスアラモス国立研究所の物理学者であったアンソニー・ペラットは、パルス発電機でX線放射の実験を行っていた時に、発生したプラズマ・フィラメントが互いの磁場で引き寄せられ、集合したプラズマが合体して銀河と同じ螺旋構造を形成するのを発見しました。
上記の写真は、ペラットがプラズマ・シミュレーション・プログラム「SPLASH」を使って、多くの特徴的な銀河の渦巻を、磁場の中を漂うプラズマ・フィラメントで再現した画像です。
プラズマ・フィラメントは銀河系に無数にあり、恒星の超新星爆発を誘発しています。
その際に放出されたプラズマが新しい星を生み出していきます。
同様の事は銀河間でも起こっており、銀河から噴出するプラズマ・ジェットがフィラメントとなって宇宙空間に広がります。
銀河が銀河を生み、そして銀河団を作ります。
銀河団はさらに超銀河団を形成し、ついには宇宙の大規模構造をも生み出すのです。


